文化と地域デザイン学会
The Japan Academic Conference of Cultural Policy and Community Design
文化と地域デザイン学会とは?
複雑化した現代社会において、「研究」という取り組みは、
これからどのように変容していくのでしょうか。
1つのヒントが、「超学際」という言葉にあります。
「トランスディシプリナリティ」といい、人文科学・社会科学・自然科学など
各学問(ディシプリン)の融合と深化を図る考え方。
「学際」ではなく「トランス」で臨みます。
研究者が「研究」するだけでなく、市民(あるいは従来は研究対象だった人たち)も「研究」する。
難しい課題は、総ぐるみになって臨むという訳です。
<文化×地域×デザイン>を見つめるうえで、研究と実践実務との連携協働を目指したいと願います。
こうした狙いから23年5月21日に、「文化と地域デザイン学会」が発足いたしました。
研究会 / シンポジウム
2024/5.18 Sat.
文化と地域デザイン学会第1回研究大会
2023年に5月に設立された本学会の第1回研究大会を2024年5月18日に開催します。23年に引き続きダイアログ(対話)を行い、新たに分科会を設けて研究発表・事例報告のエントリー希望者を募ります。
文化と地域デザイン学会が目指すもの
全国どこにもない学会/特色
「新しいタイプ」の学会づくりを試みる。
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多彩な人々で構成する。職業研究者(大学教員ら)ばかりで固まらない。
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会費を無料とする。(徴収事務に相当の作業が伴うので集めない。例会の参加費などで資金をつくる)
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大阪都心部に位置して、交通の便の良い元印刷工場を本拠地に選び、例会・発表大会の会場を固定する。
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学会誌の作成作業を簡素化する。(PDFファイルのみ。毎年発行とは限らない)
他分野の研究者や実践実務家と知り合える
本学会入会の効用の1つは、研究領域を超えて交流と研鑽を重ね、刺激しあえる友人・知人をつくることである。コミュニティのありようを考える研究も、実践実務家との連携協働なくしては考えられない。多様な人々が集い、学び、つながる場づくりが求められるなか、本学会は実に領域横断で、「サロン的な自由さ」を醸し出す。
立場の異なる人々が
「ウイン・ウイン・ウイン」
となる!
文化と地域デザイン研究所は活発な活動を続けている。同研究所の定期的な活動の実績と、築きつつある人的ネットワークを活用することで、「新しいタイプ」の学会を設立したいと考えている。
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職業研究者(大学教員)は、「興味深い地域文化デザイン人材」たちと新たに出会える。すでに所属している既存学会とは異なる、多様な人々と知り合い、刺激を受け、研究のヒントを得る。教え子の実習先、就職先、あるいは卒業論文指導などの手がかりを得ることも期待される。
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一般社会人(公務員、財団職員、会社員ら)は、職業研究者と接することで、自らの新たな可能性に気づき、知識を更新できる。社会人同士の新たな出会いがある。
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大学院生たちは大学の壁を越えてインターカレッジで同世代と交流できる。職業研究者や公務員、財団職員、会社員らの知己を得て素養や知識を養える。身構えずに研究成果を報告でき、自らの実績を積みげる。
このように、環境の異なる立場に人々が「ウイン・ウイン・ウイン」となる学会を実現してみたい。